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お酒がもたらす肌への影響とは?上手な付き合い方をしよう

1日の終わりや休日の楽しみとして、お酒を日常的に飲んでいる人は多いのではないでしょうか。
しかし、お酒は飲み過ぎると肌へ深刻な影響をもたらしかねません。

そこで今回はお酒が肌へもたらす影響や、お酒との上手な付き合い方を紹介していきます。お酒を飲む機会が多いという場合はぜひ参考にしてみてくださいね。

お酒の適量とは?

お酒は適量であれば血行促進効果があるので、お酒を全く飲んではいけないというわけではありません。
ただし、適量を守らず過度に摂取してしまうと肌の負担となってしまうので注意が必要です。

では、お酒の適量とは具体的にどれぐらいなのでしょうか。
お酒の種類別の適量は以下の通りです。

  • ビール…500ml
  • 日本酒…1合
  • ウィスキー…60ml
  • ワイン…200ml

飲酒量は、摂取量(ml)×アルコール度数×0.8=20以下を目安にしましょう。

参考URLアルコール|厚生労働省

お酒がもたらす肌への影響

お酒の主成分であるアルコールは、肝臓へダメージを与える肝毒性物質です。
肌と肝臓は密接な関係にあるため、肝臓にダメージがあれば肌へもダメージがあるということになります。

では、お酒が肌へもたらす具体的な影響について、詳しく見ていきましょう。

ニキビや吹き出物

お酒にはさまざまな種類がありますが、中でもビールや日本酒、梅酒、甘めのカクテルなどは特に糖分を多く含んでいます。

糖分を多く摂取すると皮脂が過剰に分泌されるだけでなく、アルコールの作用によって毛細血管が刺激されてさらに皮脂が活発に分泌されるのです。

皮脂の過剰分泌は毛穴が詰まる原因となり、ニキビや吹き出物といった肌トラブルを引き起こします。
「甘めのお酒は飲みやすいから」とついつい飲み過ぎることが多い場合は、特に注意が必要です。

また、お酒を飲んだ後にラーメンや甘いものがほしくなる人も多いのではないでしょうか。
これはアルコールの分解中は血糖値が下がるため、炭水化物や糖分を補おうとしているのですが、できるだけ控えるようにしましょう。

さらに、アルコールが体内に入ることでビタミンB群を多く消費してしまいます。
ビタミンB群は肌のターンオーバーに欠かせない栄養の1つなので、ビタミンが不足したうえに毛穴が詰まるとなれば肌荒れが起こるのは必然とも言えるでしょう。

赤ら顔

お酒を飲んだ際に顔が赤くなった経験はありませんか。
一時的な赤さならあまり気にしない人も多いかもしれませんが、常習的に飲み続けると赤みが目立つようになり定着してしまうこともあります。

アルコールには血管を拡張する作用があり、拡張しすぎると毛細血管は破裂して、末梢血管が拡大されたまま戻らなくなってしまうのです。
お酒を飲んだ翌日に、鼻の周りや頬に残っている赤みをよく見ると分かるかもしれません。

また、アルコールにはヒスタミンという炎症を起こす物質を分泌するため、肌の組織細胞が炎症してしまうこともあります。
長期間お酒を飲み続けると、常に肌の組織細胞が炎症を起こしている状態になるので、お酒を飲んでいないのに赤ら顔になってしまう可能性もあります。

赤ら顔はメイクで完全にカバーしきることは難しいので、慢性的な状態にならないように注意しましょう。

肌の乾燥

お酒は美肌の大敵である乾燥も引き起こします。
アルコールが体内に入ると、肝臓で酸化され「アセトアルデヒド」という成分に分解されます。

アセトアルデヒドは酢酸へと代謝されるのですが、アルコールをアセトアルデヒドに分解する際に大量の水分が消費されてしまうのです。

また、お酒には利尿作用もあるため水分が排尿によって失われてしまうことで、体が脱水症に近い状態になっていると言えるでしょう。
飲めば飲むほど脱水状態になるので、体内の水分が不足して肌のうるおいが保てなくなり、結果的に肌の乾燥を招いてしまいます。


それだけでなく、水分の吸収を助ける「バソプレシン」というホルモンの生成も妨げるので、水分を排出するうえに水分を取り戻すことも難しくしているのです。

シワやたるみなどの老化

お酒を飲むことで乾燥してしまった肌は、バリア機能が弱まりダメージを受けやすい状態になっているので注意しなければなりません。
なぜなら紫外線などの外的刺激を受けやすくなった肌は、シワやたるみを生んでしまうためです。

さらに、大量のお酒を飲むことでアルコールが変化してできるアセトアルデヒドの分解が間に合わなくなると、体のコゲとも呼ばれる「糖化」に結び付きます。

糖化が進むと、肌の弾力を奪うAGEsという物質が生成され、シワやたるみといった老化現象を引き起こすといわれているのです。

また、肝臓には細胞のターンオーバーを促して外的刺激から肌を守る抗酸化物質であるビタミンAが蓄えられています。
アルコールは肝臓に蓄えられたビタミンAを消耗してしまうため、大量のお酒は老化を加速させているといえるでしょう。

目の下のクマ

アルコールは直接クマの原因にはなりません。
ただ、夜遅くまでの飲み会で睡眠時間が十分に確保できなかったり、アルコールの利尿作用で睡眠中にトイレで起きてしまうので、睡眠不足になってしまいます。

加えて、アルコールを分解するために睡眠中も肝臓が働くことで眠りが浅くなるので、質のいい睡眠が取れるとはいいがたいでしょう。
睡眠の質が低下し、睡眠不足になることで、結果としてクマにつながってしまうのです。

また、肝臓に負担がかかり正常に機能しなくなると、肌がくすんで目の周りに色素沈着を起こすとも言われています。
クマは疲れた印象を与え、メイクでもカバーしにくいので注意が必要です。

肌トラブルを防ごう!お酒を飲む際の注意点

お酒は付き合いで飲むこともありますし適量であればリフレッシュにもなるので、完全に断つことは難しいかもしれません。
肌への負担を少なくするためにも、以下の3つに注意しましょう。

  1. おつまみを見直す
  2. 水分補給をしっかりする
  3. お酒を飲む時間と頻度に気を付ける

おつまみを見直す

ポテトや揚げ物などの脂質や塩分が多く高カロリーなおつまみは、皮脂の分泌を増やすため肌荒れの原因につながります。

そのため、アルコールの分解を助けてくれるビタミンB1やタンパク質を含むおつまみを選ぶようにしましょう。
特にナッツ類や枝豆、海鮮類がおすすめです。

また、冷えたお酒を飲んでいる場合は内臓が冷えているため、冷たいおつまみばかりを食べるのも避けてください。
煮物や温野菜、焼き魚などの温かいおつまみも取り入れましょう。

水分補給をしっかりする

水分を摂取しながらお酒を飲むことで、体内のアルコール濃度が低下してアルコールの分解が早まります。
アルコールの分解には多くの水分が消費される上に、アルコールの利尿作用で水分が排出されていくので、しっかり水分補給をするようにしましょう。

水を飲むことで飲酒の頻度も抑えられるため、自然と飲酒量も減らすことができます。

ただし、冷えた水をたくさん飲んでしまうと内臓が冷えてしまうため、常温の水がおすすめです。

また、水を飲むだけでなく、寝る前にきちんと化粧を落としスキンケアで肌にもしっかり水分を与えるようにしましょう。
アルコールによって肌は乾燥気味になっているので、いつもより保湿も入念に行ってください。

お酒を飲む時間と頻度に気を付ける

飲み会や帰宅後の1杯など、お酒を飲むことが習慣化している場合は、頻度と時間を見直しましょう。

特に、寝る前のお酒はアルコールの覚醒作用によって夜中に目が覚めるなど、睡眠の質を低下させます。
睡眠の質が低いと肌荒れへとつながるため、寝る2~3時間前までには飲み終えるようにしましょう。

また、20歳の場合は3時間ほどでアルコールの分解ができるのに対し、40歳の場合は33時間ほどと10倍以上の時間がかかります。
年齢を重ねるとともに、飲酒量を減らしたり積極的に休肝日を作るようにしましょう。

お酒は毎日飲むものではなく特別な日に飲むものとして、安いお酒を買い置きしないなど工夫するのがおすすめです。

まとめ

今回はお酒が肌へもたらす影響や、お酒との上手な付き合い方などについて解説しました。

ポイントは以下の通りです。

  • なるべくお酒の適量を守る
  • お酒は肌荒れだけでなく、乾燥や老化なども引き起こす
  • お酒を飲む際の注意点を把握し、飲み方を見直す

お酒は肌へさまざまな影響を与えてしまうため、飲み方を見直して上手に付き合っていくことが大切です。
肌への負担に配慮しながら、節度を守って楽しみましょう。

飲み方を改善しても肌トラブルが改善しない場合は、一度サロンなどでプロの手に頼ってみるのもおすすめです。