大阪エリアで本物の美を追求するフェイシャルエステサロンLarme

ブログ

スキンケア

|

#肌 #肌質 #ニキビ #赤ら顔

赤ら顔って何?酒さ(しゅさ)と同じ?メカニズムの徹底解説!

お酒を飲んだ時や、サウナに入った時に顔が赤くなった経験はありませんか?

そう言った顔が赤くなっている状態を「赤ら顔」と言います。

あくまで状態なので、病名などは特に無く、この場合の赤ら顔は、生理現象なので時間経過で赤みは自然と引いていきます。

しかし、何かしらの原因で赤みが顔に現れ続ける場合があります。

その赤みが出る原因によって、症状も変わってくるので、正しく状態を把握して改善する必要があります。

赤ら顔の種類

赤ら顔の原因と症状は、セルフケアで改善できるものから、エステサロンなどの美容に特化した場所で改善できるもの、皮膚科などの医療の力を借りて改善するものと幅広くあります。

その中でも特に代表的で、当てはまる方が多い原因と症状をご紹介します。

また、ケアの方法もそれぞれ異なるので、ご自身の症状に当てはまる方法で改善していきましょう。

1.敏感肌

人の肌は私たちが思っている以上に、外的な刺激を受けやすいです。

そして敏感肌の方は、外的刺激による影響をより受けやすいので、その刺激によって肌が炎症し慢性的に赤くなることで、結果赤ら顔という症状を引き起こしている状態です。

原因

紫外線などの外的な刺激によって、肌がダメージを受け、表皮の保湿機能が失われ乾燥することで、肌は炎症し赤くなり続けてしまいます。

さらに、皮膚が薄くなるため、毛細血管の色が透けて見えてしまうことで赤ら顔になる場合もあります。

必要以上に洗顔をしていたり、花粉症の方などで痒くて目の周りを擦ってしまうと、摩擦によっても炎症は引き起こされます。

また、外的刺激には、肌に合わない化粧品を使い続けている、ピーリング(※)を行いすぎている、アレルギー反応によるなど様々あり、そう言った刺激によって炎症を慢性的に起こすことで赤みが出続けることがあります。

※ピーリングとは、皮膚の表面に溜まった古い角質を除去するケアのことです。

人為的に薬剤などに含まれる成分を利用して、角質を剥がすため、頻繁に行うことで古い角質だけではなく、新しく作られた表皮の角質を除去してしまい、バリア機能を自ら壊してしまいます。

使用する薬剤によって使用可能頻度が異なるので、セルフケアの場合は注意事項をよく確認してからご使用ください。

ケア方法

セルフケアから見直して赤ら顔を改善していきましょう。

  • クレンジング
  • スキンケア
クレンジングと洗顔

洗浄力の高すぎるものは、お肌のバリア機能を壊してしまうので、特にオイルクレンジングは極力使用しない様にしましょう。

敏感肌の方はミルクタイプのものや、ジェルタイプのものがおススメです。

洗顔はなるべく優しく摩擦を与えないように、1分以内で素早く行います。

スキンケア

主な原因は乾燥なので、乾燥を改善する効果のあるお化粧品を使用しましょう。

「加水分解ヒアルロン酸」や「アセチルヒアルロン酸」「セラミド」「スクワラン」などの成分が表記されているお化粧品を選ぶと効果的です。

2.毛細血管拡張症

何らかの原因によって血管が拡張し、血流が増えることで、毛細血管が透けて見え、顔が赤くなっている様に見えている状態です。

原因

実は、毛細血管拡張症という症状のはっきりとした原因は未だに解明されていません。

ただ自律神経のうちの「交感神経」が、血管を拡張する働きがあるのではないかという説もあり、交感神経が緊張状態のままになっていることが原因だと言われています。

エアコンの効いた部屋と真夏の外、といった気温差の激しい場所を繰り返しで行き来することも、原因ではないかと言われています。

ケア方法

日常生活の改善ポイントや治療における方法をお伝えします。

  • 寒暖差
  • 食べ物
  • スキンケア
  • 治療
寒暖差

なるべく寒暖差が激しいところや、激しくなるようなことはしないように気を付けましょう。

ただ、気を付けるあまり、猛暑日にエアコンを全く付けないとしてしまうと、熱中症の危険があるので、目安としては繰り返し出入りをしても、めまいやふらつきが起きない程度の温度を設定すると良いです。

食べ物

血管の拡張が原因なので、拡張効果のある食べ物や飲み物は控えましょう。

特に「カフェイン」を多く含むコーヒーやエナジードリンク、アルコール、辛み成分が強い香辛料は、発汗が良くなったり体温があがる他に、鼓動が早くなる、つまり血管と深い繋がりがあるので気を付けましょう。

スキンケア

炎症を抑えるために冷やした経験はありませんか?

血管が拡張すると自然と熱が集まるので、逆に冷やすことで血管の拡張を抑えることができます。

使用するお化粧品の成分としては「鎮静効果」のある「グリチルリチン酸ジカリウム」や「アラントイン」が配合されているものがおススメです。

また、スキンケアをする時は特に摩擦などの刺激を与えないように行いましょう。

治療

毛細血管拡張症の赤みを消すには「※1フォトフェイシャル」や「※2レーザー治療」が効果的です。

※1フォトフェイシャルとは、美容クリニックで受けられる「IPLと呼ばれるフラッシュライトを照射する治療」です。

IPLはメラニンや毛細血管に働きかけてくれるので、毛細血管が拡張したままの状態の赤ら顔の改善にとても効果的です。

※2レーザー治療とは、フォトフェイシャル同様、美容クリニックで受けられる「レーザーで赤みの原因である毛細血管を破壊・収縮させる治療」です。

毛細血管の拡張によって色を目だっていることが原因なので、その根本から解消して、赤ら顔を改善するので、フォトフェイシャルより効果的です。

3.酒さ(しゅさ)

20~60代と幅広い層に見られる慢性皮膚疾患の1つです。

特に「額・鼻・頬・口」あたりに「赤みやほてり・かゆみが現れ、長期間にわたって赤みが引かない」のが最大の特徴です。

特に中年以降の女性によく見られます。

原因

中年以降のお顔に生じる慢性炎症性疾患ですが、実ははっきりした原因や因果関係が解明されていない疾患のため、病院で診察してもらっても、医師によって診断が異なることがあります。

  • それでも現在、原因として考えられている要因は以下で、これらの要因が複雑に絡み合って発症しているのではないかと考えられています外的刺激やアレルギー
  • 更年期
  • 血管収縮異常
  • ニキビ菌
  • 顔ダニ
  • 精神的ストレス
  • 食べ物

酒さの種類

3種類ありますが、1つのみの症状の方もいれば、複数の症状がある方までいらっしゃるので、酒さの場合はお医者さんの判断を仰ぎましょう。

  • 紅斑毛細血管拡張型(こうはんもうさいけっかんかくちょうがた)
  • 丘疹膿疱型(きゅうしんのうほうがた)
  • 鼻瘤・腫瘤型(びりゅう・しゅりゅうがた)
紅斑毛細血管拡張型(こうはんもうさいけっかんかくちょうがた)

鼻や頬・眉間・顎まわりに、毛細血管の拡張により赤みが現れます。

はじめに赤みが現れてから、現れては消えたりと繰り返すのが特徴で、飲酒や寒暖差で特に症状が強く現れます。

毛細血管拡張症と似ていますが、違いは酒さの場合「かゆみ・ヒリヒリ・ほてり」などの症状があります。

丘疹膿疱型(きゅうしんのうほうがた)

紅斑毛細血管拡張型が進行することで現れる状態で、部分的だった症状が顔全体に広がります。

一見ニキビのような赤く盛り上がりプツプツとした丘疹や膿疱ができ、皮脂が過剰に分泌されます。

ただ、白く芯が見えるニキビは見られず、ヒリヒリ感やほてりを強く感じる様になります。

鼻瘤・腫瘤型(びりゅう・しゅりゅうがた)

丘疹膿疱型の赤いプツプツが集まって固まることで、腫瘤と呼ばれる「でこぼこな“こぶ”」ができた状態です。

鼻を中心に現れることが多いので、鼻瘤と呼ばれています。

ケア方法

酒さを改善するには投薬を行います。

進行度合いなどによって、外用薬と内服薬を使い分けたり併用することもあります。

レーザー治療にて対応してくれる美容クリニックもあるので、ご自身にあった治療方法を見つけて治療していくのが改善への近道です。

4.加齢による菲薄化(ひはくか)

菲薄化とは、加齢などの原因によって皮膚が薄くなることを言います。

敏感肌の状態と似ており、皮膚が薄くなることで、毛細血管が透けて見え、赤ら顔に見えている状態です。

原因

菲薄化が原因ではありますが、そもそも菲薄化が起こる詳しい原因は「加齢による女性ホルモンの減少」です。

加齢に伴い、真皮層のコラーゲンやエラスチンの量が減少することと、肌細胞を作り出す力も衰えることで、皮膚全体が薄くなってしまいます。

特に皮膚が元々薄い頬や鼻は赤くなりやすいです。

ケア方法

セルフケアで改善できる方法をお伝えします。

  • 食べ物
  • スキンケア
食べ物

ホルモンバランスを整える必要があるため、女性ホルモンには欠かせない「大豆イソフラボン」や、お肌に直結する栄養素の「たんぱく質」を食事にしっかりと取り入れて行きましょう。

スキンケア

皮膚が薄くなる原因の1つは、コラーゲンやエラスチンの量の減少によるハリや弾力の低下なので、「ペプチド」「コラーゲン」「レチノール」「ビタミンC」が配合されているお化粧を使用しましょう。

逆になるべく使用を避けるべきお化粧品は、スクラブやピーリングといった刺激を与えるものです。

5.ニキビやニキビ跡

思春期や比較的皮脂分泌が多めの方によく見られる症状で、ニキビによって赤ら顔になるのは「慢性的な繰り返しで出来る赤ニキビ」が赤ら顔に見えている状態です。

原因

赤ニキビは毛穴でまず炎症が起き、そのあと周辺の皮膚へと炎症が広がっています。

また、ニキビ跡が残りやすいのも特徴で、赤黒く見えることもあります。

今出来ているニキビが完治する前に新しくニキビができ、炎症の悪循環が起こると、真皮や皮下組織と言った皮膚の奥までダメージを受け、色素沈着しその周辺も全て赤く見えてしまうことが原因です。

ケア方法

ニキビを改善することに重きを置いてしまいがちですが「炎症を抑える」というのが最も重要です。

あまりに赤い範囲が広く、黄色い膿のような状態の場合は、皮膚科へ行くことをおススメしますが、セルフケアで気を付けるポイントがいくつかあるのでお伝えします。

  • 紫外線
  • スキンケア
紫外線

紫外線をあびることで出来る「日焼け」は言わば軽い火傷の様なものです。

「炎症を起こしている皮膚に火傷をさせる」という状態を作ってしまうので、なるべく紫外線は当たらないように気を付けて、悪化を防ぎましょう。

日焼け止めクリームを使用するに当たって注意があります。

効果の強いものを使用したい気持ちがあると思いますが、油分が強いものは返って悪化させてしまう可能性があるので、なるべくサラッとした肌触りになるものがおススメです。

スキンケア

鎮静効果があって、しっかり「水分」を補ってくれるお化粧品を使用しましょう。

毛細血管拡張症の時にお伝えした「グリチルリチン酸ジカリウム」や「アラントイン」が配合されているものがおススメです。

最後に

redface

「赤ら顔」と言っても色んな症状と原因があります。

自分の状態を正しく把握しないと、間違ったケア方法を行ってしまい、余計症状を悪化させてしまう…ということも実際起こってしまいます。

ひとりで判断できないかも…と思ったら最寄りのフェイシャル特化のエステサロンや美容クリニックへ相談して、赤ら顔を改善していきましょう。