ほとんどの人は毎日欠かさず、スキンケアを行っているのではないでしょうか。
ですが、「なんとなく毎日やっている」「とりあえず良さそうなアイテムを使っている」と毎日のスキンケアをなんとなく行っていませんか。
スキンケアの使い方や必要なものをきちんと把握しないままだと、せっかく毎日お手入れしても効果が得られないかもしれません。
そこで今回はスキンケアの効果や使い方、必要なものについて詳しく解説していきます。
ぜひ参考にしてみてくださいね。
Contents
そもそもスキンケアとは?基本を知っておこう
スキンケアにはさまざまな方法があり、基本的には健康な肌の状態を保つためのケア全般のことを指しています。
主なスキンケアの基本工程は、以下の3つです。
- 汚れを落とす
- うるおいを補給する
- 肌を保護する
では、それぞれの工程を詳しく見ていきましょう。
①汚れを落とす
洗顔料やクレンジングで肌に付着した汚れを落とし、肌を清潔な状態にします。
汚れとは、メイクや日焼け止めだけでなく、皮脂やホコリ、空気中の汚れなども含まれています。
②うるおいを補給する
化粧水などを使用して肌に水分を与え、うるおいを補給します。
肌の悩みによっては、美容成分を含んだ美容液を取り入れて肌にアプローチする場合もあります。
③うるおいを保持する
乳液やクリームで肌にフタをして、補給したうるおいが逃げないようにします。
うるおいだけでなく、肌のやわらかさも保ちます。
参考URL スキンケアは何をすればいい?基本と手順を正しく知ろう | 水と健康の情報メディア|トリム・ミズラボ – 日本トリム (nihon-trim.co.jp)
スキンケアの効果は?どれくらいで効果は分かる?
スキンケアには、バリア機能をサポートする効果があります。
バリア機能をサポートすることで、うるおいのある健康な肌を手に入れることができますよ。
人の皮膚は「表皮・真皮・皮下組織」といった3層からなっており、1番上の表皮はさらに4層となっています。
バリア機能は、表皮の最表面の層である「角質層」に備わっている機能です。
バリア機能が低下すると肌トラブルを引き起こしてしまい、悪化すると皮膚病になるリスクもあるので、スキンケアは非常に重要です。
また、肌は約28日サイクルで生まれ変わるため、スキンケアの効果を感じるには1か月ほどの時間が必要といわれています。
ただし年齢や肌の状態によってサイクルは異なるため、自分の肌を観察しながら焦らず継続してくださいね。
参考URL 本当に効いている?スキンケアの効果を見極める正しいタイミング – フロントロウ | グローカルなメディア (front-row.jp)
【スキンケアとは?】 スキンケアの基本とその効果を徹底解説! チャントアチャーム – ネイチャーズウェイ オンライン | ナチュラルオーガニックコスメ専門サイト (naturesway.jp)
スキンケアに必要なものと役割
基本的なスキンケアに必要なものは、以下の5つです。
- クレンジング
- 洗顔
- 化粧水
- 美容液
- 乳液・クリーム
それぞれの役割を見ていきましょう。
①クレンジング
クレンジングには、ファンデーションや皮脂を落とす役割があります。
化粧品には油分が含まれているため、洗顔だけでは落とせません。
油分はそのまま放置すると酸化してしまい、老化につながってしまいます。
クレンジングには界面活性剤が含まれているので、早めにクレンジングして汚れを落としてあげましょう。
②洗顔
洗顔には、ホコリや余分な皮脂などの汚れ、古い角質を取り除く役割があります。
また、すすぎきれずに残ってしまったクレンジングを落とす役割も兼ねていますよ。
「W洗顔不要」というクレンジング後に洗顔をしなくても良いタイプもありますが、洗顔とクレンジングは役割が異なるため、分けて使うことをおすすめします。
汚れが落ちていないと化粧水などの浸透が悪くなるので、丁寧に行いましょう。
③化粧水
化粧水は肌に水分を補給する役割を持ちます。
うるおいを与えることで角質層のバリア機能の低下を防ぎ、肌を柔らかくしてくれますよ。
④美容液
美容液は肌の悩みに合わせてカスタムしましょう。
シミやニキビ、乾燥やエイジングケア用など、悩みを集中ケアするアイテムがあります。
⑤乳液・クリーム
乳液とクリームには水分を閉じ込め、肌の油分量を補う役割があります。
せっかく化粧水で水分補給してもフタをしなければ蒸発してしまうので、きちんと乳液やクリームでフタをしましょう。
乳液よりもクリームの方がしっとりしていますが、肌質によって必要な油分量は異なるので自分の肌タイプに合う方を使ってくださいね。
乾燥が気になる場合はクリーム、べたつきが気になる場合は乳液といったように、使い分けるのがおすすめです。
参考URL 【医師監修】スキンケアとは?正しいお手入れの方法や順番とアイテム別の役割を紹介 | セゾンのくらし大研究 (saisoncard.co.jp)
スキンケア製品の役割とは? (sunsorit.co.jp)
スキンケアの基本的な順番と使い方
スキンケアの基本的な手順は以下の通りです。
- メイクをしている場合はクレンジングで落とします。
アイメイクやリップにはポイントリムーバーを使いましょう。
額・頬・鼻・顎にクレンジングを置き、1分ほど顔全体にくるくるとなじませてください。 - 洗顔料をよく泡立てて、皮脂の多いところ→乾燥しているところの順で洗います。
泡を転がすようにやさしく洗ってください。
泡が残らないようにぬるま湯ですすぎましょう。 - 柔らかいタオルやペーパータオルでやさしく水分を拭き取ったら、たっぷりの化粧水をコットンでやさしくパッティングするか手のひらで軽く押さえて包み込むようにして浸透させます。
洗顔後は肌が乾燥しやすいので、すぐに化粧水を塗布しましょう。 - 肌の状態や悩みに合わせて、美容液を塗布します。
- 乳液やクリームでフタをします。
朝はさっぱりタイプ、夜はしっとりタイプと分けるのもおすすめです。
汚れをきちんと落とした上で、水分の多いアイテムで保湿して油分の多いアイテムでうるおいを肌に閉じ込めるという流れです。
朝の場合は、スキンケア後に日焼け止めを使用して紫外線対策をしましょう。
参考URL 【医師監修】スキンケアとは?正しいお手入れの方法や順番とアイテム別の役割を紹介 | セゾンのくらし大研究 (saisoncard.co.jp)
スキンケアアイテムの使用順を解説!朝と夜で異なるスキンケアの目的とは? |敏感肌研究室|Arouge(アルージェ)
【肌タイプ別】スキンケアのポイント
人によって、肌の水分量や皮脂量は異なります。
「有名だから」「とりあえずブランド物にしとこう」といった理由でアイテムを選んでも、自分の肌に合わなければ効果は出にくいかもしれません。
スキンケアの効果を発揮させるためにも、自分がどのような肌タイプなのかを知っておきましょう。
自分の肌タイプに迷った場合は、サロンなどで肌診断をしてもらうのもおすすめですよ。
普通肌の場合
水分量が多く皮脂量が少ないタイプです。
水分と油分のバランスが取れており、肌トラブルが少ないことが特徴ですが、変化しやすいタイプともされています。
クレンジングや洗顔料で刺激を感じた場合は低刺激のアイテムに変えたり、ゴシゴシこすらないなど肌への刺激はできるだけ避けましょう。
アイテムと肌との相性を確かめながら、やさしくケアするようにしてくださいね。
脂性肌の場合
オイリー肌と呼ばれることもあり、水分量も油分量も多いタイプです。
肌のべたつきやテカり、毛穴の開きや赤みが目立ちやすいとされています。
皮脂やホコリなどが肌につきやすいので、汚れをしっかり落としてくれるアイテムを選びましょう。
ただし、うるおいが保たれるように洗浄力が強すぎるものは避けてください。
また、水分量が足らず乾燥してしまうことで皮脂の分泌が多くなる場合もあるので、さっぱりタイプのアイテムで十分に保湿するようにしましょう。
乾燥肌の場合
水分量と皮脂量のどちらも少ないタイプで、肌表面がかさついて粉っぽいとされています。
肌のバリア機能が低下したデリケートな状態なので、保湿力が高くマイルドなアイテムを選びましょう。
肌に刺激を与えないようにして、たっぷりと保湿するようにしてくださいね。
混合肌の場合
額から鼻にかけたTゾーンはべたつくのに頬は乾燥するなど、部位によって水分量と油分量が異なるタイプです。
脂性肌と乾燥肌の特徴が入り混じっているので、部位ごとにスキンケアを変えるようにしましょう。
べたつくところはしっかり洗い、乾燥するところは洗いすぎないなど工夫が必要です。
顔全体を保湿しつつ、乾燥するところは高保湿のアイテムを塗るなど使い分けをするのがおすすめですよ。
参考URL 【スキンケアとは?】 スキンケアの基本とその効果を徹底解説! チャントアチャーム – ネイチャーズウェイ オンライン | ナチュラルオーガニックコスメ専門サイト (naturesway.jp)
【医師監修】スキンケアとは?基礎知識やケア方法について解説|乾燥肌治療薬ヒルマイルド|健栄製薬 (kenei-pharm.com)
肌トラブルがあった場合のスキンケア
毎日スキンケアをしていたにもかかわらず、肌トラブルが起きてしまうことはありますよね。
ニキビや吹き出物ができてしまう場合、生活習慣の乱れやストレス、ホルモンバランスの変化などさまざまな原因が考えられます。
古い角質がうまく剥がれずにターンオーバーが乱れている場合もあるので、ピーリング効果のあるアイテムを取り入れてみてくださいね。
また、肌が乾燥していると皮脂の過剰分泌や毛穴の開き、シワやくすみなどの原因につながります。
徹底した保湿ケアに加え、毛穴洗浄効果のあるアイテムや引き締め効果のあるアイテムを活用してみましょう。
ただし、いずれもやり過ぎないことが大切です。
肌トラブルが続く場合は皮膚科を受診してみてくださいね。
参考URL 【医師監修】スキンケアとは?基礎知識やケア方法について解説|乾燥肌治療薬ヒルマイルド|健栄製薬 (kenei-pharm.com)
スキンケアにおける注意点
スキンケアにおける注意点は3つです。
- 初めて使うアイテムは必ずパッチテストをする
- 肌への摩擦は最小限に
- オールインワンアイテムに頼りすぎない
それぞれ詳しく見ていきましょう。
①初めて使うアイテムは必ずパッチテストをする
初めて使うアイテムは使用前にパッチテストを行うことで、肌荒れやアレルギーが起こらないように予防できます。
「今すぐ使いたい!」と思うかもしれませんが、パッチテストでアイテムと肌の相性を確認するようにしてくださいね。
パッチテストは以下の手順で行いましょう。
- パッチテストを行う場所を決めます。
二の腕の内側や手首の内側など、皮膚が薄い場所を選びましょう。 - 石鹸などで洗って清潔な状態にし、水気を拭き取ります。
- パッチテストをするアイテムを、少量塗ります。
1円玉ほどの量で大丈夫です。 - 30分放置した後、赤みやかゆみなどの異常がないか確認します。
異常があった場合はすぐに洗い流してください。 - さらに24時間放置し、異常がなければフェイスラインに塗ります。
- 30分後にフェイスラインに異常がないことが分かれば、パッチテストは終了です。
化粧水や乳液など肌に浸透させるアイテムはそのまま塗布して大丈夫ですが、洗顔やクレンジングなど洗い流しが必要なアイテムは100倍ほどに薄めてから使いましょう。
②肌への摩擦は最小限に
皮膚の最表面にある角質層は0.02mmしかなく、摩擦によるダメージを受けやすいため、肌にとって摩擦は大敵だと言われています。
角質層が摩擦を受けてしまうとバリア機能や保湿機能が低下し、乾燥やたるみなどの肌トラブルが起こりやすくなってしまうので注意しましょう。
以下のようなスキンケアをしていないか、チェックしてみてくださいね。
- クレンジングや洗顔でゴシゴシ洗う
- 洗顔後、タオルでゴシゴシ拭く
- 化粧水やクリームを十分な量で使用せず、肌の上で伸ばす
- 化粧水や美容液を叩くようにして肌につける
基本的にやさしくそっと行い、摩擦が起きないように注意しましょう。
③オールインワンアイテムに頼りすぎない
化粧水から乳液までを1つにまとめたオールインワンアイテムは、便利ですが、肌タイプに合わせた細かな調整が難しいというデメリットがあります。
また、オールインワンアイテムを使った際に肌トラブルが起きた場合、さまざまな成分が入っているため、どの成分が肌トラブルを起こしたのか原因を特定できません。
一概にオールインワンアイテムがだめな訳ではありませんが、使用する場合はデメリットをしっかり把握しておきましょう。
参考URL スキンケアは何をすればいい?基本と手順を正しく知ろう | 水と健康の情報メディア|トリム・ミズラボ – 日本トリム (nihon-trim.co.jp)
スキンケアは外側だけではなく内側からも
基本的なスキンケアはもちろんですが、健康なお肌を保つには内側からのケアも必須です。
特に体内環境は肌への影響が大きいため、たんぱく質やビタミン類をきちんと摂り、栄養バランスのとれた食事を心がけるようにしましょう。
また、ストレスや疲れはお肌の大敵なので、ストレスを溜め込まず、質の良い睡眠を十分にとることも大切です。
寝る前にお好みのアロマを焚いてみたり、ハーブティーで気持ちを落ち着けるのもおすすめですよ。
参考URL 【医師監修】スキンケアとは?基礎知識やケア方法について解説|乾燥肌治療薬ヒルマイルド|健栄製薬 (kenei-pharm.com)
まとめ
今回はスキンケアの効果や使い方、必要なものについて解説しました。
ポイントは以下の通りです。
- スキンケアの基本工程は「汚れを落とす・うるおいを補給する・肌を保護する」の3つ
- スキンケアにはバリア機能をサポートする効果があり、効果を実感するには1か月が目安
- スキンケアに必要なものにはそれぞれ役割があるが、特に重要なのはクレンジングや洗顔料
- スキンケアの基本的な手順は「クレンジング・洗顔→化粧水・美容液→乳液・クリーム」
- 肌タイプ別のポイントや肌トラブルがあった場合の方法を把握しておくことが大切
- スキンケアを行う際にはいくつか注意点がある
- 外側だけでなく、食事や睡眠などの内側からのケアも必須
スキンケアは「とりあえずしておくもの」ではなく、健康な肌を保つために欠かせません。必要なものや使い方などを把握し、必要なスキンケアを正しい手順で行って美しく健康な肌を手に入れましょう。